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治りかけが肝心

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先日、老子の64章について「事の始めが大事」である事を書きましたが、実は「終わりを慎む事」についても書かれています。

「民の事に従うや、常にほとんど成るに於いて之をやぶる。終わりを慎むこと始めの如くなれば、すなわち事をやぶること無し」

--- 人がなにか事を行う時、いつもほとんど成就しそうなところで失敗をしてしまう。始めのときと同じように、終わりを慎めば、仕事をだめにすることはない。

と、成就しそうな時こそ慎重になることが説かれています。

治療を続けていて、最後のちょっとした症状がどうしても取り切れないという事がたまにあります。

治療の最終段階(自覚症状、他覚所見もほぼ治まって来た頃)では、治療間隔が空いてきますので、患者さんも安心して、つい無理をし易いです。

治療家の側も、出来れば最終段階こそ治療間隔を詰めて一気に完治としたいところです。

治りかけこそ慎重に。いつも心がけたいことですね。

多摩川の河津桜も咲きました!温かくなって来るのが楽しみです^^

少しずつ、体調が良くなるのが感じられる季節でもありますね。


タグ:老子64
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