ヒッグス粒子
ヒッグス粒子の存在が確認されたという報道が全世界を沸かせていますね。
素粒子に質量を与えたというヒッグス粒子は、宇宙の誕生だけではなく、宇宙の運命にも関係しているのだそうです。
またこれが、世界各国の人々が携わって達成したという事が、大きな成果だと私は思います。
さて、宇宙が誕生する前に、そこには何が存在していたのだろうと不思議になりますが、凡人にはなかなか理解できる領域ではなさそうです。
しかし、東洋では古くから宇宙観、生命観という壮大な概念を現代のような科学技術が無い時代に大まかに理解していたようなのです。
素問五運行大論には、こう書かれているようです
「地は人の下となり大虚の中なるものなり、大気これを挙ぐればなり」
つまり、「大地は宇宙の真ん中にあり、大気がこれを支えています」 と。
仮説を立ててそれを実験で証明する事が科学であるように、古典が仮説であるとするならば、科学でこれを立証することはとても大切に思います。
人はどこまで知ろうとするのでしょうか。
たとえ新しい知恵を得たとしても、先人の智慧をもって未来を築いてほしいと思います。宇宙の役にたつように。
しかし、凄い発見です。
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